GeKo_t’s blog

勉強系

学生に伝えたい!~海外から見た残念な日本の姿~

どうも。こげいちです。

 

つい先日、塾の授業で政治の話をしている最中に

「日本は今後デフレになると思う?インフレになると思う?」

と聞いてみると、彼らは、ぼーっとしていました。

 

明治維新の話や鎌倉幕府の話は出来るのに

今の政治や今後の政治の予想は出来ない

というのが今の学生の実態です。

 

過去の事を勉強するのも大事だが

まさに今行われている政治の勉強の方が

大事ではないのかな?と思ったりしています。笑

 

なので今日は小学生でもわかるように

今の日本の現状と今後どうなるのか?
(※あくまでも予想である。)

を、まとめていきたいと思います!


 

■牛丼の値段は上下してる!?

 

牛丼並盛400円弱の時代

があったことを知っていますか?

 

因みに今の最安値は

松屋牛めし(並盛)320円

です。

 

安すぎませんか?
味も美味しいですし店内も綺麗なのに

この値段は破格だと思います。

 

お金が無かった中学生の頃は

お友達と「松屋」に行っていました!
(たまに頑張ってサイゼリヤ笑)

 

話を戻します。


牛丼の値段が上下しています

一番安い時期で

松屋牛めし(並盛)280円

まで安かった時期があります。

 

「インフレ」と「デフレ」の違いなのですが、

 

簡単に説明すれば

牛丼の値段が上昇することをインフレ

牛丼の値段が下落することをデフレ

である。

 

さぁ皆さんは「インフレ」か「デフレ」

どっちが幸せでしょうか?

 

多くの人は

「牛丼を安く食べれるのであればデフレ!!」

という意見ではないでしょうか?

 

僕もその意見には大賛成です!
なるべく安く牛丼を食べたいですし・・・

 

ですが、このデフレについて

もっと大きな視野で考えてみましょう

 

 

大袈裟に、牛丼の値段が100円になったとしましょう。

牛丼が100円で食べることが出来れば

非常に幸せに思えますが、

よくよく考えてみると、そうでもないのです。

 

牛丼の値段が下がる

店員の給料が下がる

店員の消費が減る

物価が下がる

給料が下がる

 

結局の所

牛丼の値段が下がるということは

国民全体の給料も下がることを意味するんですよね

 

 

「給料が減って、牛丼の値段が下がったら

実質誰も得しないし、損もしないじゃん!」

と、僕は思っていました。

 

でも実は、そうでもないのです・・・

 

■物価も給料も下がれば

 大丈夫じゃない?

 

物価も給料も下がるデフレ状態

日本の経済的に見て

ヤバい状態です

 

理由は沢山あるのですが

今回は大きな2つを紹介します。

 

1.経済が止まる

デフレというのは一気に起きるものでは無くて

ゆっくりとじわじわ起きるのが普通です。

 

想像しやすいように

銀行に100万円あるとしましょう。

 

デフレ経済が進むと

物価が安くなるのだから

お金の価値が上がるのです。

 

簡単に説明すると

10万円の商品がデフレ経済によって

10年後には8万円に下がっている状態です。

 

:銀行の100万円で10個しか買えない

10年後:銀行の100万円で12個買える+お釣り

 

銀行にお金を置いているだけで

 お金の価値が上昇しました

 

この現象は経済的に考えれば

非常に良くない状態です。

 

消費する事よりも貯蓄する事の方がをする

 

その結果

・国民の消費が止まってしまう

・経済全体が停滞してしまう

 

2.日本企業が無くなる!?

日本人が10万円持ってタイに行けば

裕福な生活が出来ることを知っていますか?

 

とあるジャーナリストによれば

日本の3倍の生活が出来る

 

なぜ、そのような生活が出来るかというと

タイの物価が安いからです。

 

デフレによって

日本の物価が安くなると

海外の人たちからすれば

安い国になってしまします。

 

日本に10万円持っていけば

裕福な暮らしが出来る

と言われる国になってしまいます。

 

海外の企業や会社からすれば

日本の企業や会社が安い状態になります。

 

デフレが進行してしまうと

日本の有名な企業

ソニー任天堂トヨタ自動車

海外の企業に買収されます。

 

もしかすると

数十年後の日本には

有名な企業が無くなっている可能性があります笑

 

 

日本政府がデフレ脱退を掲げていた理由の1つに

この理由もあるんです

 

 

■日本は裕福な国

ではありません

 

東京や大阪を歩いていると

非常に多くの外国人観光客を目にしますよね

 

その時私は

「日本は良い国だろ~~

 いっぱい思い出作って楽しんで帰れよ~」

という謎のマウントを取っていました笑

 

「日本は他の国と比べても優れている!」

「良い国だ!」

と、皆さんも思っていますよね?笑

(※思っていなかったらすいません)

 

ですが、僕の考え方は全く間違っていました

海外観光客が多い理由は

【日本が安いから】

なんです!!!


先ほどタイが安い!

という話をしましたが、

先進国から見れば日本は既に

お買い得な国

 

 

ビックリです・・・

残念です・・・

 

 

海外の事情を知らず

心で海外観光客を馬鹿にしていた自分が

非常に恥ずかしいですね。笑

 

受け入れましょう

日本は安いんです

 

日本人がタイに5万円持っていけば

贅沢すぎる旅行が出来る

 

それと同じで
海外の先進国からすれば

日本は既にタイの様に旅行しやすい

超安い国なんです

 

ココで1つ面白い記事を紹介します

イギリスの旅行会社で書かれている日本の魅力について

 

「日本という国はここ数十年の景気低迷によって

 海外観光客にとって非常にお手頃で魅力的な国になりました!」

 

なんか悔しいですよね。

我が国、日本がこんなにも馬鹿にされているのは。

 

ですが、これも受け止めていかねばいけないです。

日本が裕福だと勘違いしているよりは

しっかり今の現状を理解しておくべきです

 

 

■日本が世界に負けた理由

大きく2つあります!

 

 

1.おもてなし文化

 

「良い商品を低価格で!」

人思いで、親切心が溢れる

この日本特有のおもてなし文化

日本を敗北へと導いたのです。

 

お金を頂くことに後ろめたさを感じる日本人は多い。

たとえ、良い商品やサービスを販売したとしても

「出来るだけ安くできないかな?」と考える人が多い。

 

実は僕も、自分のサービスの値段を設定した際は

どれだけ下がれるかな?と計算していました。

ですが、海外の方は思考がまるっきり違いました。

どれだけ上げれるかな?と考えるのです。

自分の商品・サービスに絶対の自信があるのですね!

 

僕も常日頃から自信を持つように努力しています

 

 

そもそも、おかしなことに

日本人は

【お金=汚い(悪)】

というイメージを持っている

 

学習塾の生徒達に

「お菓子大好きな人~~?」と聞くと

「は~~~~~い!」と返ってくるのだが

 

「お金大好きな人~~?」と聞くと

「・・・」

無言になるのだ

 

お年玉を貰うとき千円より1万円貰う方が喜ぶのに

「お金大好き!」と言うことには抵抗感を感じるのだ

 

これは日本教育の責任で

義務教育でお金の授業を入れなかったからだ

子供の頃からお金と真剣に向き合ってこなかったからだ

 

ドラえもん作中でも

お金持ちのスネ夫が悪いイメージで描かれている

ココにも日本人が持つお金持ちのイメージが垣間見える

 

潜在的に洗脳されてきた

【お金=悪】という考えから完全に脱却するのは

非常に難しいですが、心掛けていくうちに

お金が大好きになってきます。

 

人前で「私はお金が大好きです!」

言えない人は、日本教育の洗脳が解けていません

心の底からお金を愛してください笑

(だって、好きでしょ?笑)

 

2.お金持ちがお金を貯蓄した

皆さん、かつて

日本がGDP世界2位だった

事を知っていますか?

 

日本がイケイケな時代です。

どの国から見ても日本がイケていた

時代があったんです笑

 

その際に

企業や投資家は

儲けたお金を貯蓄に回していたのです

 

アメリカや中国の企業や投資家達は

儲けたお金のほとんどを

設備投資&人事材教育

に充てています。

 

 

ココからも日本の保守的な教育が感じられますね

「今後失敗したらどうしよう・・・」

という思いから、貯蓄を優先したのでしょう・・・

 

そもそも日本教育自体に問題があると思います。

日本教育は海外と比べても

「考える」ことよりも「覚える」ことの

割合が多いと言われています。

 

インターネットが普及していない数十年前の世界なら

「覚える」という能力に価値がありました。

なぜかというと、

正解が簡単に手に入らない時期

だったからです

 

アメリカなどの海外に出向き

知識やスキルを覚えて

日本に持ち帰り皆に広める。

これが通用していたのです。

 

ですが、今の時代は

インターネットが普及し

世界中の誰でも一瞬で

無数の正解を見つけることが出来ます。

覚えるという能力に価値は生まれません。

 

そもそも昔の時代は

正解が少なく問題が多かった。

携帯が無ければコピー機もなく

生活が十分に便利ではなかったのです。

 

でも今の時代は

正解が溢れ、問題が少ないのです。

スマホ1つで何でもできるこの時代

生活が便利になりすぎて

解決すべき問題がほとんど無いのです。

 

この時代に必要とされる力は

問題を見つける力

 

 

「問題解決方法を覚える能力

というよりも

「物事の本質を考える能力

 

日本の教育自体が

今の時代に合っていない!

 

このままの教育を続ければ

分からないなら即Google検索

知らなかったらHey!Siri!

 

何も考えることが出来ない
「右向け右!」の人間が量産され

益々、日本の経済が悪くなっていくのでは・・・

 

僕の生徒には「考える能力」をしっかり身に付けて

社会に出ていってほしいと思っています・・・

 

 

■まとめ

「デフレ」「インフレ」もそうですが、

今の学生も僕自身も知らないことが多いな。

と、感じました。

 

学校で学ぶ過去の社会の勉強も大事ですが

今まさに起きている社会の事を学ぶ事も

非常に重要ですよね!

 

・デフレがもたらす未来

・日本は既にお買い得な国

・日本企業が無くなる可能性がある
・「おもてなし文化」が経済に悪影響

・「お金=汚い」の洗脳教育

・「覚える能力」に価値は無い

 

色々勉強になりましたか?
知らなかった知識は是非メモしておきましょうね!

 

では、また。